2014年3月25日火曜日

救急車を呼ぶときの流れ

今回は、救急車を呼ぶときの流れについて書きます。

119番通報の流れ


①119番通報要請
電話をすると「119番です。火事ですか? 救急ですか?」と尋ねられます。
救急車を呼ぶので「救急です」と答えます。

②住所を答える
「どちらからですか?」と場所を尋ねられます。
市町村名から答えます。
もし住所が分からない場合は、大きな建物や交差点などの目印を伝えます。
電柱に住所がのっている場合もあります。

③状況を伝える
簡潔に状況を伝えます。
「だれが」
「どのようにして」
「どうなったのか」
また、分かる範囲で意識の状態や呼吸をしているかどうか伝えます。

例「日本 太郎さん 70歳が」「頭が痛いと言って倒れた」「ぼーっとしている」

④年齢と性別
患者の年齢と性別を答えます。年齢が分からない場合は、おおよそで大丈夫です。
 

⑤電話をしている人の名前と連絡先
つまりあなたの名前と連絡が可能な電話番号を答えます。場所が分かりにくく教えてほしい時など、消防庁から何らかの指示を出したいときに使うためです。

⑥その他
場合によっては既往歴(今までかかった病気や現在治療中の病気の名前)、使用している薬、いつもかかっている病院など、その他のことを尋ねられる場合があります。
落ち着いて答えていきましょう。


電話した後の流れ
救急車は場所にもよりますが平均8分程度で現場に到着します。
 救急車がくるまでに、以下のような準備をしましょう。

①応急処置
応急処置の講習を受けたことがあれば、必要に応じて応急処置をしましょう。
心肺停止の人は継続した心肺蘇生法によって、大出血がある方は止血によって、予後が全く違ってきます。
応急処置が知りたい方はぜひカンガルーBLSまで
因みに、近くの消防署やNPO団体でも行っています。ネットで検索してみてください。

②救急車の案内
人手があれば、救急車の案内をします。
暗い場所やマンションの一室であった場合、住所だけでは場所が分からない場合もあります。
サイレンが近づいてきたら救急車が来そうな通りに出て、両手を振るなどの動作をして案内をしましょう。
ただし、交通事故現場や火災現場など危険な場所に救急車を呼んでいる場合は、自分の安全を守ることがなにより大事です。
サイレンが近づいてきたからと道路に飛び出して自分もケガをしてしまう、そんなことのないようにしましょう。

③救急車が到着したら
具合が悪くなった人の情報(年齢、性別、名前、既往歴、かかりつけの病院など)
電話をした直後から今までの患者の変化
行った応急処置の内容
以上を簡潔に伝えましょう。

持っていくものはある?

救急車で病院へ来られる方の中には、「入院になると思って」とパジャマや下着などの沢山の荷物を抱えて肝心なものを持ってこなかったという方も多くいます。
以下のような病気に関係があるものや、連絡・移動に必要なものを持っていきましょう。
*お薬手帳・普段飲んでいる薬
*保険証・診察券
*ペースメーカー手帳
*お金
*靴
*携帯電話などの連絡先
赤ちゃんの場合は母子手帳、紙おむつ、哺乳瓶など。

非常食と同じように、救急車を呼ぶときに必要なものはもしものため事前にまとめておきましょう!

いつなん時、電話するか分からない救急車。
慌てないことが一番大切です。

By yokosawa

参考:消防庁ホームページ
 

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