2013年5月23日木曜日

教育は感動だ!!


大学院の研究で忙しく…ブログを書くことが久しぶりになってしまいました。
今日は心肺蘇生や救急の話しではなく…人の認知や学ぶ事についての話しをしたいと思います。

小中高の学校では、国語や数学や英語などの様々な科目を勉強をします。
しかし…勉強する方法。更には記憶や認知について学ぶことは、殆どの日本の義務教育では勉強をする機会はありません。

これは非常に勿体ないことです。
学校教育において、誰もが殆ど自己流で勉強を見つけます。
時にはその勉強法が合っていて、成果を出す事もあると思いますが…時には成果が出ず勉強が嫌いになったりする事も有ります。

記憶や認知の科学を知らずに自己流で勉強をすることは非常に非効率的であると思います。

記憶や認知の科学を知らない事を例えるなら…「ナビに頼らず東京の地下鉄の乗り換えをする様なもの」です。
ナビが無くても目的地に到達す事は出ますが…時間も…労力もかかります。

旅は違い。勉強は目的地を目指すことが目的では無いと思います。
そのため同じ目的地を目指すなら、ナビを使用して簡単にしかも早く目的地に到着したいものです。
その「ナビ」の役割を示すのが「記憶や認知の科学」であると思います。

学ぶと言う行為は「認知科学」「教育学心理学」などの複数の分野から成り立っていますが…ここでは難しい話しはしません。

なぜ人は学ぶ事が出来るのでしょうか??(脳神経の話しでは有りません(笑))

それは「生きるために重要だ!!と脳が認知する」ためです。
分かりやすく、例を出して紹介したいと思います。

例1…
貴方はやっとの思いで、好きなその人の電話番号を聞くことが出来ました。
貴方は多分…いや絶対にその電話番号を忘れませんよね??

例2…
また一方では、面倒くさい用事ではあるが、仕方なく仕事のために…貴方は嫌いな人の電話番号を聞かなければ行けなくなりました。
多分…貴方はメモを取らなくてはその番号を覚えることは出来ないでしょう。

同じ電話番号を覚えると言う行為なのに、例1は簡単に覚えることが出来るが、例2はなかなか覚えることが出来ないと言う事態になります。

なぜそのような違いがあるかと言うと…「脳の活性の有無」です。
脳が活性することによって、記憶力が劇的に向上すると言われています。

脳が記憶するには2通りの方法があります。

1:反復的に同じ事を繰り返す。
2:脳の活性させる。

1の方法は貴方もご存知だと思うので、ここでは2の方法の説明をしたいと思います

教育において、5つの要因で脳が活性とされます。

1.視覚的作用。
2.会話のようなスタイルによる講義。
3.受講者関心を引きつける。
4.受講者に思考するような議題。
5.感情に訴えること。
この5つが組み合わさり、脳が活性して記憶の向上に繋がります。

個人的に、最も重要なのことは、人を感動させる事だと思います。
最高の教育とは人を感動させることだ!!


そのため、カンガルーBLSが行う講習会は、受講生がどのようにしたら「脳が活性」または「受講者に感動」をして貰えるかを、日夜考えながら講習会を企画しています。



また記事が読んでくれた方の「教育のナビ」一端となれば良いと思います。
たまには、教育学についてのブログを書いてみるのも面白いですね。
 
By gotou