2015年1月25日日曜日

1月25日院内BLSプロバイダーコース

あけましておめでとうございます。
今年もカンガルーBLSをよろしくお願いいたします。

さて、新年第一弾の院内BLSコースのご報告です。

川崎幸病院では恒例となりました、BLSプロバイダーコース。
今回の受講は看護師さん3名、事務職員の方が1名でした。


事務職員の方は川崎幸病院の職員ではなく、関連医療施設である川崎幸クリニックという、外来を専門とするクリニックの方でした。

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「外来専門の事務の方が心肺蘇生法?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
「救急じゃなくて外来だから心肺停止なんて発生しないのでは?」
「お医者さんや看護師さんがすればいいんじゃないの?」
答えはNOです。

元々の病気の影響や、年齢やコミュニケーションの度合いによっては、症状や病気が分かりづらいことが多くあります。
顔色や呼吸の状態も、一般の方にはその変化は分かりづらいものです。
また、病気の中には急変したり、急激に進行してしまう場合もあります。

歩けるレベルの体調不良なので、
ひとまずかかりつけの医院やクリニックへ行ったところ、受付の前や診察の前に倒れてしまう。
ごく稀ですが、実際にある心肺停止のケースです。

心肺停止の方の蘇生率は何もしないと1分に10%下がってしまいます。
つまり、職種は関係なく、倒れた際近くにいた人がすぐ心肺蘇生法を行わなければいけません。

お医者さんや看護師さんが来るまで、待ってはいられないのです。

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受講生1名にインストラクターが1名つき、しっかりと心肺蘇生法の手技を学びます。

AEDのデモ機を用いて、その使い方を学んでいきます。

「赤ちゃんが急におかしくなった!」
 
 
「誰か、救急車を呼んでください!」


 このように、乳児の対応も学びます。

窒息の解除も。


 総仕上げとして、テストを行います。
実技の他に、筆記試験も経て、合否が決まります。

来月からは、川崎幸クリニックからも受講を募集していく予定です。