2014年3月4日火曜日

救急要請の下準備


救急車を呼んだことはありますか?
マイナビニュースアンケート「救急車を呼んだことありますか」によると、救急車を
呼んだことのある人は1000人のうち約23%でした。
さて、このうちの何人の方がスムーズに救急車を呼ぶことが出来たでしょうか。

「おばあちゃんの様子がおかしくて呼びました。もう二度と呼びたくない」
「子どもが痙攣を起こし、呼吸が止まって救急車を呼びました。パニックになって、119番が出て来ず、やっと電話したら今度は自宅の住所が出て来ず・・・」
(ガールズちゃんねる「救急車、呼んだことありますか?」の体験談より)

大切な人が目の前で死んでしまうかもしれないという状況。当然のことながら多くの場合、恐怖とパニックに陥ります。

人は誰しも100%、病気やケガに見舞われます。生きているのだから当然です。
いつ何時、自分や家族・友達が救急車を呼ばなければならない状況になるか、誰にも分りません。
防犯のための戸締り、火事を防ぐための用心、災害のための防災グッズ。
これらと同じように、実は事前の準備が必要です。


①非常時の連絡先・住所をまとめておこう!
パニックになると「救急車は119番」ということさえポーンとぬけて真っ白になってしまいます。
玄関や固定電話の壁などに目立つよう、非常時の連絡先・住所を書いた紙を準備しておきましょう。

②家族の情報をまとめておこう
家族の生年月日、緊急連絡先、既往歴(これまでかかった病気や現在治療中の病気)を書いたメモを準備しておきましょう。
定期的な通院があれば、お薬手帳もお薬のシールを貼って見やすくまとめます。

③保険証・お薬手帳など
病院で必要となる保険証、お薬手帳、お薬、診察券、ペースメーカー手帳などをまとめておきます。すぐに出せるよう一か所にまとめておくと良いです。
救急車を呼んだからと言ってかかりつけの病院に運ばれるとは限りません。
早急に処置が必要でかかりつけまで運んでいたら間に合わない場合などがあります。
なので、治療する上で大切なものはすぐに持ち出せるようにしておくことが大切です。

④お金
救急車は税金で賄われていますが、病院での治療や帰宅時などにはお金が必要となります。

お出かけの際は…
外出先で具合を悪くするケースも多くあります。①~③か、落とすのが心配であればコピーを持ちましょう。

救命処置講習を受けてみよう!
興味があれば、ぜひ救命処置講習を受けてみてください。事前に救命処置の講習を受けていれば、もしもの時に頭が真っ白でも体が動いてくれるかもしれません。
カンガルーBLSでも行っていますし、お近くの消防署でも受講できると思います。ネットで検索してみてくださいね。

救急車利用マニュアル
総務省消防庁のホームページには、便利な救急車利用マニュアルがあります。
今回、長くなってしまうため紹介できなかった内容も載っています。ぜひ、ダウンロードしてご自宅に一冊、おいてみてください。

マニュアルのほかに、防災訓練ならぬ救急訓練として、ご自宅用の救急シートを作ってみましょう。
お子さんがいる家庭であれば、お子さんでも使えるように絵で描いたり、ひらがなにする等の工夫をしても良いかもしれません。

救急シートの例


事前にしっかりとした準備をして、もしもの時にそなえてくださいね。

By yokosawa

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